有川浩さんと同じ人？！
そうです、こちらは『図書館戦争』や『阪急電車』の有川浩さんがペンネーム表記を変えて初めての長編小説『イマジン？』。
感想と本作品とあわせて観ていただきたい映像作品を紹介したいと思います。
『イマジン？』とは
あらすじ
「朝五時。渋谷、宮益坂上」。 その9文字が、良井良助の人生を劇的に変えた。飛び込んだのは映像業界。物語と現実を繫げる魔法の世界にして、ありとあらゆる困難が押し寄せるシビアな現場。だがそこにいたのは、どんなトラブルも無理難題も、情熱×想像力で解決するプロフェッショナル達だった! 有川ひろが紡ぐ、底抜けにパワフルなお仕事小説。
（出典：Amazon.co.jp: イマジン? (幻冬舎文庫 あ 34-8) : 有川 ひろ: Japanese Books）
書籍情報
- 発売：2022年4月
- 著者：有川ひろ
- ジャンル：お仕事・小説
感想
有川ひろ節満載！というポップで明るいお話でした。読後爽快で気持ちのいい作品です。
いいキャラがたくさん
有川浩作品はどれも登場人物一人ひとりの描き方が細かく、キャラ立ちしており、漫画のような小説という印象ですが、『イマジン？』もまさにその通りでした。主人公だけでなくその周りの人物もとても愛されるキャラクターばかり。いいキャラが多いほど”推し”ができやすいので、こういったところも人気の要因なんでしょうね。
ちなみに私の推しは、省エネだけど実は熱い男のワタさんです！
前向きになれる
単純に主人公の良井君を羨ましいと感じてしまいました。
彼はひょんなことから元々夢を見ていた映像業界に入ることができて、その中で自身の強みを活かしながら悪戦苦闘しながらも尊敬する仲間と働いています。
こんな夢みたいなことはそうそう現実世界にはないですよね。。
でもこの本を読むことで、目の前のことに全力で取り組んでいればいつかこんな日々が過ごせるのかなぁと少し前向きになれました。
続編に期待
まだ続きがありそうな終わり方でした。
良井君や佐々さんの恋愛の行方も気になるし、良井君やイマジンの仲間達がどう成長するか見どころはたくさんありますね。実写化はもしかしたら難しいかもしれませんが、書籍での続編はぜひ期待したいです！
一緒に観てほしい映像作品
ここが有川ひろさんの遊び心が現れているところなのですが、本作品には有川浩原作の映像作品のオマージュが描かれています。
実際にその映像化作品を観たうえで読むともっと楽しめると思いますので、今回はその2作品ご紹介したいと思います。
空飛ぶ広報室
主演・新垣結衣×綾野剛 のお仕事系連続テレビドラマ。
2013年のドラマですが今観ても時代を感じさせないとてもいいドラマです！
内容は少しネタバレになるので割愛しますが、
『イマジン？』でも描かれている結婚式のシーンはとても感動的な場面で柴田恭兵演じる鷲坂さんが最高の上司で泣けます。
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植物図鑑
主演 岩田剛典（EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE）×高畑充希 の胸キュン恋愛映画。
すみません、実は私は映画を見たことはなく原作小説しか読んでいません。
ただ岩ちゃんをイメージしながら読んでみたらすごくしっくりきました！
『イマジン？』の中の「みちくさ日記」と「植物図鑑」は、少しストーリーが違うように思いましたが、調理シーンや河川敷で草を見るシーンはきっと映画にも近しいものがあるのではないかと思います。
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まとめ
有川ひろさんらしいとても前向きで元気になれるお仕事小説でした。
映像業界が舞台で有川浩の過去作品も出てくるので、普段小説は読まないドラマ好き・映画好きの方も面白いと感じる作品かと思います。
上記の映像化作品と合わせて楽しんでください。
あと、苗字が戦国大名と同じ人にもお勧めの作品となっております笑（なぜかは読んでみてのお楽しみに）
（おたちゅー妻）
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