妻と日本橋の映画館で
「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」
を鑑賞してきました。
本作品は1993年に公開された(米国)「ジュラシック・パーク」初期3作品の流れをくむ、
「ジュラシック・ワールド」の3作品目でジュラシックシリーズの最終作品です。
「ジュラシック・パーク」シリーズは大好きな映画でして、子供のころより全作品を欠かさず見ております。
そんなわけで、ジュラシック・パークからワールドまでの全作品を見直した上で、万全な体制を整えて映画館に足を運びました。
以下よりレビューを綴りますが、若干のネタバレを含むことになります。ご注意ください。
あらすじ
ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女、メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていた。そんなある日、オーウェンは子どもをつれたブルーと再会。しかし、その子どもが何者かによって誘拐されてしまい、オーウェンはクレアとともに救出に向かう。一方、ある目的で恐竜の研究をしている巨大バイオテクノロジー企業のバイオシンを追っていたサトラー博士のもとには、グラント博士が駆け付け、彼らはマルコム博士にも協力を求める。(出典:映画.COMより)
上映時間は143分。「ジュラシック・ワールド」シリーズの主演クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードに加え、「ジュラシック・パーク」初期3作で中心となったサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムが演じる3人の博士もカムバックしています(おなじみの博士とカオスな人です)。
レビュー
過去作の出演者もカムバック。「ワールド」の過去二作品も出来がよかったと感じていたことから、シリーズの最終章として大団円を迎えることを期待していました。が、感想を端的に述べると以下の通りです。
虫いらない!!
恐竜に集中して!!
正直、求めていた最終回ではなかったです。
虫嫌いにとっては不快な内容でした。
世界に解き放たられた恐竜と人間が共存できるのか、できないのか。
街中に恐竜が出現したら、人間はどう対処するのか。
そういった視点で物語を組み立てて欲しかったというのが正直な感想です。
結局悪の組織、虫による被害、島のような閉鎖的な空間に帰るという要素を入れてしまったがために、恐竜から話がぼやけてしまったし、中途半端な既視感しかなかったです。
自然保護、バイオテクノロジー、共存。
難しいテーマを放り込みすぎた印象でした。
途中でもっと単純でいいよーと言いたくなりました。
観客が求めているのはギャーというシンプルな叫びだけだと思う。
過去作をオマージュしたシーンもいくつかあったものの、効果的ではなく胸を熱くするという感じでもなかったです。
あと、過去作の登場人物との合流も遅いし、新キャラクターの深堀りもされていなくて、急に出てきたこの人誰なのという感じでした。
まとめ
エンタメ作品としては面白かったのかもしれませんが、シリーズの最終作としてはダメでした。期待していたものではないです。
個人的には原点に回帰して、恐竜の恐ろしさ。恐竜とは共存できないや!
という投げやり感が欲しかったです。
過去の全5作品を観ていて最後を観ないとスッキリしない人は、区切りをつけるために観にいかれるといいと思います。
過去作を観ていない人は楽しめないと思います。
作品選びの一助になれば幸いです!
(おたちゅー夫)
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