【映画化決定】五十嵐律人『法廷遊戯』あらすじ・キャスト予想・感想

2022年に映画化が発表された、リーガルミステリー小説『法廷遊戯』。

本記事では、あらすじ・書籍情報、気になるキャスト予想、感想について書いています。

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あらすじ・書籍情報

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あらすじ

法律家を志した三人の若者。 一人は弁護士になり、一人は被告人になり、一人は命を失った──謎だけを残して。
法曹の道を目指してロースクールに通う、 久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。二人の“過去”を告発する差出人不明の手紙をきっかけに、 彼らの周辺で不可解な事件が続く。清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨(ゆうきかおる)。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して──?

(出典:法廷遊戯(著:五十嵐律人・7月15日発売)公式サイト │ 講談社 (kodansha.co.jp)

書籍情報

  • 発売:2020年7月
  • 著者:五十嵐律人
  • ジャンル:リーガル・ミステリー・サスペンス・小説

本作品は、五十嵐律人のデビュー作であり、第62回メフィスト賞受賞作品です。

メフィスト賞とは、講談社が主催する公募文学新人賞。過去には、森博嗣さんや辻村深月さんも受賞された文学界の新人発掘オーディションのようなものです。ジャンルはあまり特定されておらず、書下ろし未発表のエンターテイメント作品であればOK。

そんなメフィスト賞を受賞した作品らしく、エンタテイメント性の高い”面白い”作品です

しかも、著者の五十嵐律人さんは、東北大学法学部卒業後、司法試験を合格した本物の法律家の卵!司法修習中に執筆稼働もしていたようですので驚きです。

また、本作品はコミカライズもされています。まだ文庫化はされていませんので、少しだけ気になるという人は先ずは簡単に漫画試し読みでも👇
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文庫化は2023年4月14日のようです!待望!

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感想(ネタバレ無)

いきなり無辜ゲームという謎のゲームから物語が始まり、読み手の興味をがっつり掴みます。

「無辜(むこ)」という聞きなれない言葉は、「罪のないこと」という意味。

ロースクールで行われる学生たちの間の模擬裁判のような無辜ゲーム。なかなかスリリングで刺激的な内容ですが、このゲームは物語の序盤の話にすぎません。

後半は、清義と美鈴がロースクールを卒業した後、本物の法廷での話。

前半の無辜ゲームやその時に起きたことが全て伏線となり、物語終盤、次々と点と点がつながっていきます。その徹底的な伏線回収や構成が素晴らしくミステリー小説として最高に面白いです。

とにかく早く読み進めて真実にたどり着きたい!という気持ちになります。

ミステリー小説としての読みやすさ、面白さだけでなく、

人が人を裁く/救う/審判する ことについて考えさせられる本でもありました。

人が人を裁く司法国家に生きる以上、法律を学ぶことで自分自身や大切な誰かを守れるのかもしれません。

生まれ変わったら法律家を目指そうかなーなんてちょっぴり思ったりも。

また、作者自身が司法修習生だったということもあり、小難しい法律用語も素人でもわかりやすいように書かれてあり、非常に読みやすかったです。

<こんなひとにおススメ>
・伏線回収系&疾走感のある小説が好きな人
・リーガル作品が好きな人
・社会問題や倫理感など考えさせられる系作品は好きな人

映画化 キャスト予想&キャスト紹介

勝手に脳内キャスティングしてみました。予想は当たるのか?!笑

  • 久我 清義 役:菅田将暉
    美鈴と強いつながりを持つ役ということから選びました。夫婦だからこそ面白い空気感を出してくれるような気がしています。
  • 織本 美鈴 役:小松菜奈
    美鈴の特徴である、少し近寄りがたい美人と意志の強さから小松菜奈さんを選びました。
  • 結城 馨 役:神尾風珠
    年齢が少し先の二人より若いですが、結城のミステリアスな雰囲気や独特なオーラは『17歳の帝国』で魅せた神尾くんであればまったく引けを取らない素晴らしい配役になりそう。

実は、一部界隈では、永瀬廉×杉咲花×北村匠海という噂が広がっています。

どうやら文春オンライン(有料版)で、永瀬廉くんが弁護士バッチをつけた撮影を杉咲花ちゃんと北村匠海君としていたという記事が載ったようで、人数構成等から『法廷遊戯』の撮影ではないか?という憶測が出回っているようです。

真実はいかに?!

—(2023/03/10追記)—

本日3/10正式に発表されました!やはり、噂通りでしたね。

映画は、2023年11月10日全国公開!!

  • 久我 清義 役:永瀬廉
  • 織本 美鈴 役:杉咲花
  • 結城 馨 役:北村匠海

まとめ

以上、小説『法廷遊戯』のあらすじ・書籍情報、気になるキャスト予想、あらすじ、感想でした。

文庫化ももうすぐ、映画化も決定とこれから話題になりそうな作品です!

ぜひお早めにチェックしてみてはいかがでしょうか。

(おたちゅー妻)


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